何度でも読み返したい「忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス」
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第1子が生まれた直後は、育児に関するいろいろな本や雑誌を買って読んだ。
どれも役に立ったが、定期的に読み返している本が1冊だけある。
「忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス」である。
「子育てハッピーアドバイス」という育児に関する本のシリーズがあるのだが、それのパパ向けという位置づけの本。
通常の「子育てハッピーアドバイス」も所持しており、こちらも良い本ではあるが、 パパの立場からすると、このパパ向けに特化した本書のほうが参考になるところが多い。
今回は本書の内容のうち、これぞというアドバイスを3つ紹介したい。 私が心がけていることでもあり、できているところもできていないところもあるが自戒を込めて紹介させていただく。
1. お互いに休日をとる
どんな人間も、24時間365日、働き続けたらノイローゼになってしまいます。 ですから、親は意識して、時々、休日をとる必要があるのです。 片一方の親が、半日か一日、子供の面倒をみて、その間、もう一人の親が、休む時間をとることです。
子どもが生まれると生活が極端に変わる。今までは自分中心であった生活が子ども中心になってしまう。 子どもが小さいうちの母親は特にそうである。 24時間子どもに寄り添い、授乳、オムツ替え、寝かし付け。
どうしても自分の時間、自由に好きなことをできる時間というのが取れなくなる。
そんなときに夫婦で協力して順番に自由時間をとるべき、というのがこのアドバイスである。
ちなみに我が家でも先週末はお互いに休日をとった。 午前中は妻、午後は私。 その自由時間で妻は美容院に行き、私もスポーツジムに行ってきた。
たとえ週末の半日や一日であっても、その時間を確保できることがわかっていると、それ以外の時間も頑張れるものである。
また、ずーと子どもと一緒にいると面倒に感じてしまうこともある育児であるが、 半日・一日ぶりにわが子に会うと、よりかわいく見えるから親も現金なものである。
2. 子供が生まれたらお父さんにできること5つ
(1)できるだけ早く帰る
(2)自分のことは自分でする
(3)お風呂に入れる
(4)夜泣きをあやす
(5)おむつを替える
すぐに実践できる具体的なアドバイスがこの5つ。
「(1)できるだけ早く帰る」は仕事の状況で難しいこともあるが、できるだけでよいと思うので早く帰りたい。 今まで寄り道をしたり、飲んで帰ることが多かったりしたのであれば、それらを減らしてみるのはよいかもしれない。 少なくとも夫婦互いに子育てに慣れていないうちは早く帰って協力しあうべきだろう。 また早く帰って子どもに会いたいという気持ちで仕事の効率が上がって、早く帰れるようになったりするものである。
「(2)自分のことは自分でする」はたぶん、今子どもがいるような比較的若い夫婦であれば、夫が自分のことを自分でするなんていうのは当たり前、という人が多いのではないだろうか。
昭和の親父みたいに「おいお茶!」なんていう夫はいまどきいないだろう。
まぁそれは極端だが、自分でやっているつもりでも、無意識に奥さんに頼っている部分はあるし、 食事の準備・後片付け、洗濯、掃除など家事の基本的なところは自分でやるようにしたい。
(3)~(5)の子どもの対応については、 どれもやってる人からすれば当たり前のことだが、やったことがないと難しいことのように感じることでもある。
パパは授乳はしてあげられないので、これらの対応を行うことで子どもとスキンシップをとれるようにすると良いかもしれない。
3. お父さんが育児をすると子どもの自己評価が高くなる
子どもの心を育てるうえで、いちばん大切なのは何でしょうか。 しつけも大事、勉強も大事、しかし、いちばん大切なのものは、 自己評価(自己肯定感、自尊感情)といわれるものを育むことです。
本書の中でいちばん大切なメッセージがまさにこれだと思う。
本書というか、子育てにおいて一番大切なことがこれではないかと個人的に思っている。
育児をしていると何をしてあげるのがこの子のために一番良いのかと悩むことがある。
小さいうちに英語を習わせてあげたほうが良いのか、とか。 絶対音感を身につくのは小さいうちだけ。何か音楽をやらせるべきなのか、とか。
何かをするということは、何かをしないということだが、子どもの可能性を奪ってしまっているのではないかと感じてしまうことがある。
また、周りの子と比較し、早く言葉が話せるようになったとか、歩けるようになったとか、そんなことを気にしてしまったりする。
そうやって、方向性を見失ったときに思い出すのがこのアドバイスである。
一番大切なのは自己評価を育むこと。
自己評価。つまり自信である。
自信をつけるにはどうすればいいのか。
その答えになるのが本書の中に出てくる漫画。私が一番好きな箇所でもある。
1ページ5コマの漫画、というか挿絵に近いものなのだが、 休日に子どもがパパと一緒に遊びに行き、子供が 「毎日が楽しい」「家族が大好き」と感じているという内容。
これを見ると子どもと毎日笑顔で楽しく過ごすことが一番大事なんだなと気づかせてくれる。
勉強やしつけと、楽しく過ごすことは矛盾することではないが、優先順位が入れ替わらないように注意したい。
とにかくおススメ。一家に一冊
今回、本書の中にあるたくさんのアドバイスのうち3つ紹介したが、それ以外にもためになる話が多い。
子育てに限らない奥さんとのコミュニケーションの話なども参考になる。(解決策より共感をとか、そいういう話)
特に子育ての方針に悩んでいたり、子どもが生まれてからどうも奥さんとうまくいっていない、という人こそ読んでほしい。
書籍のところどころに漫画や挿絵が豊富に入っているので、気軽に読むことができる。
中古だとすごく安くなっていることもあるし、子どもがいるパパには絶対おススメである。
- 作者: 明橋大二,太田知子
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