テンパって何から手をつけてよいかわからないときはGTDの収集をして落ち着く
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すぐテンパる
突然だが私はすぐテンパってしまう。何か予想外のことがあると落ち着いて行動できない。
そんなテンパりで苦い思いをしてきたが、テンパった時に心がけて行っていることがひとつあるので紹介したい。
GTDの収集というプロセス
GTDのプロセスに収集というものがある。
そもそもGTDとは何かについて、Wikipediaから引用すると、
「ナレッジワーカー(知識労働者ないし頭脳労働者)の仕事術」と呼ばれ、「次に何をやるか」という予定やスケジュールの管理、作業する上でのモチベーションを損なわないための体制作りなどが含まれる。心理的な負担を減らしながら個人の生産性を上げることを主眼とし、簡単な5つのステップを実行することによって成し遂げたいことを現実にするメソッドである。基本はなすべき仕事のリストを何かに記録しておくことで、頭の中からなすべき仕事のことを追い出すことである。これで頭の中はすべき仕事全部を覚えなくてもよくなりすっきりとし、リストに基づき実際の仕事をこなすことに集中できる。
このGTDの5つのステップの中に「収集」というものがある。
これも引用させてもらうと、
収集:頭の中にある「やらなければならないこと」「気になっていること(問題)」を紙などに書き出す。作業中のメモ書きなども参照して、問題点を出していく。
という作業が収集である。
今回はGTDの詳しい話はおいておくが、この収集という作業がいざというとき非常に助けになる。
この収集というプロセスで頭の中にあることをとにかく書き出す。 もうこれ以上気になることはない、と思えるようになるまで書き出す作業である。
これを行うのは、GTDを始める一番最初、それから週次レビューというプロセスで週に最低週に1回書き出すことが勧められている。あと、思いついたときはいつでも随時リスト化は行う。確か。
テンパったときにまずすべきこと
という「収集」作業なのだが、テンパったときに行うと効果てきめんである。
テンパったときと言ったが、それはたとえば以下のような立場に急遽立たされたときである。
仕事関連で
- 新規でプロジェクトを立ち上げることになった
- 転勤で新しい営業所に配属になった
- 急に部下がつくことになった
プライベートでも
- 家族が体調を崩してその対応が必要になった
- 保護者会や町内会の会長になった
- 大規模なパーティの監事になった
なんてことがあると思う。
環境が激変するときや、今までにやったことがない役割を求められるとき。 私を含め何から手をつけていいのかわからなくなってしまう人が多いと思う
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと気持ちばかりあせる。
そんなとき、このGTDの収集というプロセスがとても役に立つ。
思いつくことをとにかく、紙(やパソコン)に書き出していく。
- 決めなければいけないこと
- 作業をしなければいけないこと
- 誰かに聞かなければいけないこと
- 人に頼まなければいけないこと
が見えてくる。
そうすると不思議と気持ちが落ち着く。
頭の中でもやもやしていたことが可視化されて、全体像が見えてくる。
ここに書いてあることがすべて解決すればよいんだ、とわかる。
それが落ち着く理由だろう。
単に紙に書き出すというだけであれば、無意識のうちに多くの人がやっていると思うが、 ポイントは「もうこれ以上でてこない。気になることはまったくない」と思えるまで、書き出すことである。 一度やってみるとすごくスッキリすることに気づくと思う。
ただテンパってしまうと、この収集を行うことすら忘れてテンパり続けてしまうこともある。 普段から、テンパったらこうしようと心構えをしておくと良いかもしれない。
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